2010年2月22日
ゴート族の起原
550年頃に、アリウス派僧侶でゴート人の歴史家であるヨルダネスが、東ゴート王国の学者カシオドロスの著書を要約して著した史書『ゴート人の事跡(De rebus Geticis)』によれば、ゴート族はスカンディナヴィア島 を発祥とする民族で、ベーリヒ王の治世にバルト海を渡り、当時ルギ族が住んでいたビスワ川一帯に到達。その土地をゴティスカンツァ(現ポーランドのグダニスク)と呼び、ヴァンダル族を平定したと記述されている。
ゴート族の起原は19世紀から議論されているが、ヨルダネスの伝えるスカンディナヴィア起原については否定的な説が提唱されている。スカンディナヴィア南部はゴートランド(イェータランド)と呼ばれてはいるが、スカンディナヴィア半島でゴート族と結びつけられる痕跡は、ゴート族を含むゲルマン系民族がポーランド一帯に遺したストーンサークルと類似するものがスカンディナヴィアで発掘されているという程度にすぎない。また、クラウディオス・プトレマイオスが著した『ゲオグラフィア』によれば、スカンディナヴィアにゴート族の名称によく似るゴータイ(Goutai)が住むことが確認されるが、『ゲオグラフィア』に記載されている彼らの居留域とストーンサークルの分布は一致しない。このように、スカンディナヴィア起原は考古学的立証が難しく、さらにランゴバルト族のような他のゲルマン系民族にも同じ伝説があることから、ゴート族のスカンディナヴィア起原は疑問視されている。
1世紀末(97年から98年頃)に成立したとされるタキトゥスの『ゲルマーニア』には、リュギイ族の土地より北方にゴート族(ゴートネス)が居留するとの記載が見られ、王制のもとにまとまっていることも知られている。ヨルダネスの記述によれば、彼らはガダリックの子、フィリメル王(ベーリッヒ王から数えて5代目の王)の時代にゴティスカンツァを離れ、黒海沿岸部のスキティアにたどりついた。ゴート族のビスワ川から黒海一帯への移動については、1945年以降、ポーランドの北部のヴィェルバルク文化と黒海北方のチェルニャコフ文化が発見され、その歴史をある程度追跡できるようになった。両文化ともにゴート族だけのものではなく、ゲルマン系諸派が残したものであろうが、ゴート族(およびゲピーダエ族)の文化も装飾品の類似性からそこに含まれていると考えられる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ゴート族はゲルマン系の民族でドイツ平原の古民族です。
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